日露戦争~第一次世界大戦(明治37年~大正7年/1904~1918)
作詞 石井洵(陸士二十期)
作曲 須磨学之
崩るる潮の渦巻きて
水路遥けき太平洋
西に浮べる列島は
東亜の地をば守らんと
二千余歳の勲を
載せて麗わし華彩国
海の城町艨艟も
守るに長し我が辺
ただ固めたる要塞に
健児睨んで立てるあり
鯨頭我れに何かある
鯨尾いかでか振わんや
桃源の夢覚めし時
殊勝や長のもののふが
迷える民を訓しめし
砲の響きに外つ国の
連合艦隊撃破しぬ
由来我が眼に敵もなし
また君見ずや麑城下
英船の胆拉ぎ取り
錨奪いし事あるを
子平の身にはあらねども
民は得知りぬ海防と
我が帝国の保全をば
そは改新の一径路
今や精しき砲もあり
国の礎打ち据えて
堅き塞の十余ヶ所
たまたま時は遷り来て
遠征もせし攻城隊
攻城砲の猛き威に
骸となりし旅順口
日の旗立てて固めなん
難攻不落の砦をば
孤狼かくして黙すべく
渤海の権我にあり
遼陽の野に奉天に
敵の防備を仇にして
歩兵導く重砲の
残る煙の底に湧く
どよめきの声勇むなり
先進の士の功高し
さればや我は今ここに
呼ばば答えん富津崎
観音崎や横須賀や
ゆるく流るる春の水
昔の夢を浮かべつつ
我はここにぞ老ゆるなり
宮島の影清き時
紀伊の遠山青き頃
訪えよ我が友この島に
行くや白帆を数えつつ
夕日の綾に包まれて
画中の身をば忘れなん
神武東征その折の
道やこれなる芸予海
赤間ヶ関の海峡も
思いは過ぎて対馬沖
韓山の雲低くたる
神后の昔今にして
秋には来にけり澎湖島
福州の波通わせて
我が武を伸べん日を計り
冬は津軽の海滄く
波長えに動く上
雪白遠し蝦夷の山
別れし君と文やりて
砦守りの将軍と
果てしもあらぬ大海を
朝な夕なに眺めつつ
聖の国に捧げたる
我が運命をば悟る哉
作曲 須磨学之
崩るる潮の渦巻きて
水路遥けき太平洋
西に浮べる列島は
東亜の地をば守らんと
二千余歳の勲を
載せて麗わし華彩国
海の城町艨艟も
守るに長し我が辺
ただ固めたる要塞に
健児睨んで立てるあり
鯨頭我れに何かある
鯨尾いかでか振わんや
桃源の夢覚めし時
殊勝や長のもののふが
迷える民を訓しめし
砲の響きに外つ国の
連合艦隊撃破しぬ
由来我が眼に敵もなし
また君見ずや麑城下
英船の胆拉ぎ取り
錨奪いし事あるを
子平の身にはあらねども
民は得知りぬ海防と
我が帝国の保全をば
そは改新の一径路
今や精しき砲もあり
国の礎打ち据えて
堅き塞の十余ヶ所
たまたま時は遷り来て
遠征もせし攻城隊
攻城砲の猛き威に
骸となりし旅順口
日の旗立てて固めなん
難攻不落の砦をば
孤狼かくして黙すべく
渤海の権我にあり
遼陽の野に奉天に
敵の防備を仇にして
歩兵導く重砲の
残る煙の底に湧く
どよめきの声勇むなり
先進の士の功高し
さればや我は今ここに
呼ばば答えん富津崎
観音崎や横須賀や
ゆるく流るる春の水
昔の夢を浮かべつつ
我はここにぞ老ゆるなり
宮島の影清き時
紀伊の遠山青き頃
訪えよ我が友この島に
行くや白帆を数えつつ
夕日の綾に包まれて
画中の身をば忘れなん
神武東征その折の
道やこれなる芸予海
赤間ヶ関の海峡も
思いは過ぎて対馬沖
韓山の雲低くたる
神后の昔今にして
秋には来にけり澎湖島
福州の波通わせて
我が武を伸べん日を計り
冬は津軽の海滄く
波長えに動く上
雪白遠し蝦夷の山
別れし君と文やりて
砦守りの将軍と
果てしもあらぬ大海を
朝な夕なに眺めつつ
聖の国に捧げたる
我が運命をば悟る哉
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