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日露戦争~第一次世界大戦(明治37年~大正7年/1904~1918)
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作詞 不詳
作曲 田村虎蔵

霰の如く乱れ来る 
敵の弾丸引き受けて 
命を塵と戦いし 
三十七の勇少年 
これぞ会津の落城に 
その名聞えし白虎隊

味方は少なく敵多く 
日は暮れ果てて雨暗し 
はやる勇気は撓まねど 
疲れし身をばいかにせん 
倒るる屍流るる血 
頼む矢玉も尽き果てぬ

残るは僅かに十六士 
一度後に立ち帰り 
主君の最後に会わばやと 
飯盛山によじ登り 
見れば早くも城落ちて 
焔は天を焦がしたり

「臣子の務はこれまでぞ 
いで潔よく死すべし」と 
枕並べて潔く 
刃に伏しし物語り 
伝えて今に美談とす 
散りたる花の芳しさ
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祝えや祝え 
敵将降りて要塞落ちぬ
一月一日目出度きこの日

祝えや祝え 
世界の恐れしロシアの兵に
遂には勝ちたり日本男児

祝えや祝え 
難攻不落の旅順の城に
今日しも輝く旭の御旗

祝えや祝え 
鋭き突撃激しき爆破
鉄堅奪いて陸軍勝てり

祝えや祝え 
重砲撃ち出し水雷放ち
堅艦沈めて海軍勝てり

祝えや祝え 
正義に背きて私欲を謀る
悪魔の住処も今より空し

祝えや祝え 
敵国虎狼の野心も失せて
期してぞ待たる世界の平和

祝えや祝え 
十年この方我が国民の
忍びに忍びし思いは晴れぬ

祝えや祝え 
陸海二軍の忠義の魂も
今日この慶び笑いて享けん

祝えや祝え 
露京に響け勝鬨挙げて
天皇陛下の万々歳を
作詞 山本盛重

義を見て勇むますらおの
心の内ぞゆかしける
屍は野辺に晒すとも
玲瓏の月は清く照り
芳名長く後の世に
聞かずや高く歌わるる
ブレドー旅団の襲撃を

ああ見よ独の軍団は
数倍の敵を支えつつ
退くに退かれぬ梓弓
命の弦は危うくも
怒濤の内に包まれん
ただ天運に任せつつ
危機一髮のこの苦戦

友軍の急救うべく
頼むは騎兵旅団のみ
さわ言え神にあらぬ身の
矢玉飛交う只中に
いかで望みを果たすべき
進めば死すと知りつつも
友軍の急捨て難し

虚空を翔ける天竜も
雲を得ざれば力無し
今たけなわの戦いを
よそに眺めて切歯せし
九百の騎兵図らずも
進撃の命今受けて
勇み立つこそ健気なれ

轟き落つる迅雷か
渦巻き返す旋風か
見よ陣頭に現れて
剣電空にひらめきつ
天に嘶くその様は
げにこそ軍の華なれや

両軍環視のその中に
栄えある駒を躍らせつ
敵前線の鉾先は
我が身に今や集まりぬ
榴霰弾や小銃火
頭上に裂くる凄まじき
面を向けん方も無し

時々刻々に敵弾は
勇士を地下に送り行く
無情と言うも愚かなり
屍を乗り越え乗り越えつ
剣電弾雨ものかわと
剽悍決死の騎兵団
ああ凄惨の襲撃よ

悲惨の極みは血の涙
飛び来る弾丸は心無く
数多の勇士撃ち斃し
主無き馬の走るあり
身はまだ傷を負わざるに
馬の斃れて友軍の
蹄の露と消ゆるあり

戦友前後に斃るれど
救わん術も暇も無し
刺馬輪の力続くまで
ただ一時も速やかに
敵の陣地に斬り込まば
仇を報いん思うまま
我が駒勇め今暫し

襲え襲えの号令に
岩より固き肉弾は
高く蹴上げし砂塵をば
後に残して雷のごと
鉄蹄強く地を蹴って
喊声山も裂けんとす
ああ痛快の襲撃よ

敵の歩兵は難無くも
突破し去りて砲兵の
陣地を襲い思うまま
奪う敵砲数十門
遮る敵を蹴散らしつ
斬撃突刺我が物ぞ
我が太刀奮え今ぞ今

塵と煙に包まれし
修羅の巷は幕の蔭
絶叫怒号恐ろしく
微かに光る剣電は
今や騎兵の全勝と
わきに見る目も知られける
ああ壮快の襲撃よ

勝ちに誇りし騎兵団
逃がるる敵を追い撃ちつ
縦横無尽に踏み躙り
当るを得手と切り払い
敵兵等しく平伏しぬ
成功いかにと気遣いし
騎兵の任務達したり

仏全軍は敵ながら
ブレドー旅団の勇壮に
感激しつつ攻撃を
緩めし暇に独軍は
僅かに虎口を逃れたり
旅団はついに三万の
我が友軍を救いたり

成功とても望み無き
死地に我が身を乗り入れて
友軍の急救いたる
ブレドー旅団の勲功は
神人共に感ずなり
げにこそ軍の華なれや
げにこそ軍の華なれや
討てや討て討てロシアを討てや
我が東洋の平和を乱す
敵ロシアを討て討て討てや
我が帝国の国利を侵す
敵ロシアを討て討て討てや

清国事変ありしに乗じ
満州三省占めたるロシア
引くべき時はとく過ぎぬるに
いよいよますます地歩をば固む
けだしその地を併せん心

ああ満州がその有たらば
韓の保全たちまち崩れ
東洋平和期すともならず
煩いついに我にも及び
国利は哀れ空しくならん

交渉重ぬる半年ばかり
曲げず譲らぬそれのみならず
韓の境を早くも侵し
軍備いや増す陸に海に
ああこれ平和を愛する所為か

明治三十七年二月
霹靂一声勅は下りぬ
勅は下りて我が国民の
意気は天を衝きなんばかり

討てや討て討てロシアを討てや
我が東洋の平和を乱す
敵ロシアを討て討て討てや
我が帝国の国利を侵す
敵ロシアを討て討て討てや
作詞 森林太郎

西施楊貴妃の生まれた親の
自慢娘の旅順じゃけれど
昔口説いてつい落ちたのを
いつか忘れて養女に行って
今じゃロシアの箱入り娘
落ちぬ噂が世界に高い

鉄条網の八重の関据え
掩蓋深く姿も見せず
水門口から忍んで行けば
探海灯の目で脅しつけ
今じゃロシアの箱入り娘
落ちぬ噂が世界に高い

勧降書と言う付け文見ても
けんもほろろの素気無い返事
頼みに頼んだ白襷さえ
途中まで行って追い返された
今じゃロシアの箱入り娘
落ちぬ噂が世界に高い

今じゃロシアの箱入り娘
落ちぬ噂がよし高いとも
昔落とした馴染みじゃもの
今度落さにゃ男が立たぬ
落ちぬ靡かぬ名代の娘
日本男子が落として見しょう

恋の邪魔するクロパトキンが
沙河の向こうでもじもじする内
こっちゃお先へもうお正月
屠蘇の機嫌で口説いて見たら
落ちぬ靡かぬ名代の娘
まともころりとつい落された
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